教諭ら米国の良さ学ぶ 基地内で英語力向上研修

プログラムの参加者や関係者ら=嘉手納エレメンタリースクール

 小学校教諭の英語力や指導力の向上を目的に、外務省はこのほど、米軍嘉手納基地内の嘉手納エレメンタリースクールで研修会を開き、県内の小学校教諭とALT(外国語指導助手)28人が参加した。米国防省教育局、米国務省の協力で実現した取り組みで、米軍基地内での研修会は昨年11月に次ぎ2回目。

 研修では、参加者は全員、英語でコミュニケーションを取った。ゲームやグループ活動などを通じ、楽しみながら英語教育への理解を深めた。
 2日間の研修初日は、参加者が6グループに分かれ、身長や誕生日順に並んだり、グループワークを行って交流を深めた。日本と米国の違う点、共通点を用紙に書き込み、グループごとにプレゼンテーションを行った。
 講師を務めたトレイシー・ライス博士は「日本には掃除や給食の配膳など、学校生活の素晴らしいシステムも多くあり、アイデアを共有できる」と話した。
 日米の教育方法の違いとして、教室の座席を例に挙げ「日本の席はどの教室も同じ配列だが、米国では一律に固定しない」と説明した。

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