環境省からサンゴ学習団体「わくわくサンゴ石垣島」が委託を受け、川平小学校の5、6年生11人と地域のダイバー10人が26日午前、米原ビーチでシュノーケリング学習を行った。自然豊かで素晴らしい場所を知ってもらおうと環境省が実施している西表石垣子どもふれあい事業の一環。米原ビーチは西表石垣国立公園内にある。
児童は泳力別に、6年生2グループ、5年生1フループの3つに分かれてシュノーケリングをした。バディを組み器材の使い方や泳ぎ方の説明を受け、練習をしてからサンゴ礁の生き物を観察した。各グループにはほぼマンツーマンで地域のダイバーがつき、生き物の説明をした。
6年生の大濵桃花さん(11)は「とても楽しかった。もっと泳ぎたい。畑を作っている魚(栄養の少ない海で生きていくために海草を育てるクロソラスズメダイ)や毒を持っている生き物を見た」と笑顔で話した。
生徒たちを海に連れて行った崎山絵里子さん(41)は「サンゴがいなくなったらどうする?サンゴがあっての海の生き物がいる」と生徒たちに問いかけた。
シュノーケリング学習は昨年からスタートし、今年で2年目。生徒たちはサンゴについて座学で3回学び、シュノーケリング学習を迎えた。今回のシュノーケリング学習を振り返り、7月に座学でサンゴ礁で起きている問題や、サンゴを守るために何ができるかを学ぶ予定。