漂着ごみ問題考える サバニ体験やアート製作

アート作りでは、子どもたちが真剣に製作に取り組んだ=28日午前、野底小体育館

 帆掛けサバニに乗船し、海岸に漂着したごみを調査するイベント「黒潮のふぁーなー」(主催・同実行委員会)が28日午前、野底西浜ビーチで開かれた。サバニレースに出場経験がある津村力さん(66)が、SNSや口コミで呼び掛け、知人や友人が20人ほど集まった。ヨットのような帆が付いたサバニを楽しみ、ビーチの砂をすくってごみを探索した。
 イベントは、マイクロプラスチックや漂流物による環境汚染が深刻な現状を知ってもらうため開催された。
 サバニ体験では、津村さんらが操船。参加者を乗せ、ビーチから出航し沖合を30分ほど巡った。子どもたちはライフジャケットを身につけ、意気揚々でエーク(オール)を漕いだ。

 ごみの調査は、市内で環境学習会を開く大堀健司さん(52)が担当。参加者は25センチ四方の砂をすくい、水が入ったバケツの上でふるいにかけた。落ちた砂はバケツの底に沈んだが、マイクロプラスチックは水面に浮かんだ。参加者は口々に「白いので、貝殻だと思った」「ごみだと気付かなかった」と驚いた。
 ごみがない砂浜にもプラスチックが混じっている現状が明らかになった。大堀さんは「いろいろな海岸でも(調査を)行ってほしい」と呼び掛けた。
 参加者は近隣の野底小学校の体育館に移動。ハワイ在住の岡崎友子さんが担当するごみを使ったアート作りが行われた。石垣島で見つかったごみを使用し、子どもたちが看板やおもちゃを作った。
 岡崎さんは「ごみ拾いを続けるために、楽しむことが大事」と話し、環境汚染について考えるきっかけになってほしいと願った。家族で参加した米盛心琉さん(11)=新川小6年=は「プラスチックごみやポイ捨てで、海の生き物が死ぬ。ごみを減らしたい」と話した。
 演奏家の大表史明さんは、ごみで自作した楽器を演奏した。同氏は29日午後に市内でライブを行う。

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