【視点】新型肺炎、全国で深刻化の一途

 新型コロナウイルスの感染拡大が日本でも止まらず、死亡や重症化のニュースも目に付くようになった。沖縄でも「離島だから」などと安易な楽観論に頼ることなく、十分な警戒感を持って日常生活を過ごす必要がある。
 国内の状況は深刻化の一途だ。23日にはクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗っていた80代の日本人男性が死亡し、同船の乗客では3人目の死亡者になった。
 全国でも感染者増が顕著な北海道では、20代女性が重症に陥っていることが判明。「若年者の重症化リスクは低い」という専門家の見解もただちには鵜呑みにできなくなっている。

 各地では小学校の教師、給食配膳員、スクールバスの運転手、介護施設の職員など、子どもやお年寄りと接する機会が多い人たちにも感染は広がった。千葉県の感染者が発熱後に富山県へのツアーに出かけた例もあり、二次感染、三次感染がどこまで広がるのか見通せない。
 「ダイヤモンド・プリンセス」では、検査で陰性となり、19日に下船した乗客1人の感染が確認された。
 米国などは陰性であっても、下船した自国民を2週間隔離する措置を取っているが、日本は船内で十分な感染防止措置が取られたとして、乗客は「安全」と判断。特に行動を規制することもなく、下船後に公共交通機関で帰宅することも認めていた。
 多くの国民が当初から疑問視していた措置であり、政府の判断ミスは隠しようもない。乗客だけでなく、船内で事務作業などに当たった厚労省職員の感染も続出するという体たらくである。

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