航空業界としては、国内3位の路線数を誇り、アジアの主要都市に4時間台で行ける那覇空港がある沖縄の地理的優位性は魅力的。全日空は貨物機で国内外を結ぶ物流事業のハブ(中核)として那覇空港を活用している。MROjapanは沖縄を拠点に国内だけでなく発展するアジアの航空会社からも業務受注を狙う。
同社の設立には三菱重工も出資金を拠出。三菱は国産小型ジェット機「MRJ」の開発に成功しており、世界各国のLCC(格安航空会社)などへの販売を強化している。MROjapanは、同機のアジアでの推奨航空機整備会社に選定されている。三菱は整備拠点が沖縄にあるため、近隣国企業への営業活動が有利になる。