カテゴリー:コラム

  • 【視点】関係悪化 中国は責任自覚を

     日中関係が先鋭化している。中国広東省深圳の日本人男児刺殺、中国軍機の領空侵犯、中国空母の与那国島―西表島間航行と、日本の国民感情を逆なでする事件が続発しているためだ。中国は両国関係悪化の全責任が自らにあることを自覚し、…
  • 【視点】立憲新代表 現実主義への転換を

     政権交代を目指すなら、現実主義への転換は不可欠だ。自民党への批判や耳当たりのいいフレーズばかりが目立った立憲民主党の代表選だが、11月にも予想される衆院選に向け、政策立案能力がシビアに問われてくる。  立憲民主党の新…
  • 【視点】八重山周辺に空母 離島に不安

     八重山住民に対する露骨な威嚇ではないか。中国海軍の空母「遼寧」とミサイル駆逐艦2隻が17日、石垣市の尖閣諸島・魚釣島周辺から与那国島と西表島間の海域へ進み、太平洋へ向かった。  防衛省によると、中国空母による与那国島…
  • 【視点】総裁選 首相主導で沖縄振興を

     自民党総裁選に立候補した9氏の沖縄政策は、どのようなものか。那覇市の演説会で、それをかいま見ることができた。  9人はかりゆしウェアを着て会場に現れ、壇上で熱弁を振るった。国政から手を差し伸べなくてはならない沖縄の課…
  • 【視点】米大統領選 魔法の候補者はいない

     米大統領選は11月5日の投票まで2カ月足らずに迫った。中国の軍事的台頭、ロシアのウクライナ侵攻、ガザの紛争と国際情勢が緊張度を増す中、民主主義陣営のリーダーである米国の動向は世界に大きな影響を与える。国内外から大きな注…
  • 【視点】候補者は国家像示せ

     事実上、次期首相を決める自民党総裁選に過去最多の9人が立候補した。いわゆる「裏金」問題を抱える旧安倍派を除き、党内で、将来の首相候補と目されていた人物のほとんどが名乗りを上げた。11月にも予想される衆院選に向け「選挙の…
  • 【視点】「オール沖縄」は終焉に向かう

     宜野湾市長選が8日投開票され、米軍普天間飛行場(同市)の名護市辺野古移設を容認する元市長の佐喜真淳氏が6年ぶりに返り咲いた。玉城デニー知事を支え、辺野古移設に反対する「オール沖縄」勢力は元市議の桃原功氏を擁立したが、約…
  • 【視点】民主主義への脅威と八重山

     民主主義は世界で圧迫を受け、衰退の危機にさらされている。最近の国際情勢を見ると、そう受け取らざるを得ない。  南米ベネズエラでは7月の大統領選で、強権色を強めるマドゥロ大統領が選挙結果の詳細を公表しないまま、一方的に…
  • 【視点】「特定利用」問われる県の姿勢

     政府が有事を見据え、自衛隊や海上保安庁が円滑に利用できるよう整備する「特定利用空港・港湾」は今月、全国で28カ所になった。  指定は4月の16カ所を皮切りに各地で進んでいる。沖縄では4月に指定された国管理の那覇空港と…
  • 【視点】中国軍の侵犯 万全の警戒を

     中国軍のY9情報収集機1機が26日、長崎県五島市の男女群島沖で領空侵犯した。中国軍機の領空侵犯は初めてで、木原稔防衛相は「主権の重大な侵害」と非難した。  防衛省の発表によると、Y9情報収集機は3日にも沖縄本島と宮古…
  • 【視点】普天間撤去の道筋明示を

     米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向け、防衛省は軟弱地盤がある大浦湾側での埋め立て工事に本格着手した。反対派の抗議活動で死傷者が出た名護市の安和桟橋では、中断していた土砂の運搬作業を再開した。政府は早期に移設作業を完…
  • 【視点】普天間撤去の道筋明示を

     米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向け、防衛省は軟弱地盤がある大浦湾側での埋め立て工事に本格着手した。反対派の抗議活動で死傷者が出た名護市の安和桟橋では、中断していた土砂の運搬作業を再開した。政府は早期に移設作業を完…
  • 【視点】存在が「希望」となるリーダーを

     事実上、次期首相を決める自民党総裁選は9月12日告示、27日投開票の日程が決まった。現時点で11人の名前が取り沙汰される混戦だ。多士済々とも言えるが、誰が当選するにせよ、内憂外患の難しいかじ取りを迫られる。  日本が…
  • 【視点】首相退陣 世論が退路ふさぐ

     岸田文雄首相は14日記者会見し、9月の自民党総裁選に出馬しない意向を示した。事実上の退陣表明となる。  自民党議員が政治資金パーティの収入を「裏金」化していた問題で政権不信が高まり、岸田首相の支持率は各種世論調査で2…
  • 【視点】鎮魂の場 政治と切り離せ

     鎮魂の場と政治は切り離すべきだ。長崎市は「原爆の日」の9日に開く平和祈念式典にイスラエルを招待しない方針を示し、日本を除く先進7カ国(G7)と欧州連合(EU)が同市に懸念を表明。6カ国の駐日大使が式典欠席を発表する事態…
  • 【視点】有事の備え、防災と同様に

     「有事」とは戦争または戦闘状態であり「有事に備える」と言うと眉をひそめる人も多い。だが現在の沖縄を取り巻く国際情勢を考えると、台風や地震といった災害対策と同様に、住民レベルでも有事への備えを進めておくべきだ。石垣市が1…
  • 【視点】民主主義国家の連携で平和守れ

     日米の外務・防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)、日本、米国、豪州、インドの枠組み「クワッド」の外相会合が相次いで東京で開かれた。2プラス2の共同発表では、尖閣諸島(石垣市)に対する日本の平穏な施政を損な…
  • 【視点】異例づくめの米大統領選

     米大統領選で民主党から出馬予定だったバイデン大統領(81)が撤退を表明し、後継候補に事実上、ハリス副大統領(59)が決まった。バイデン氏は候補者討論会での不調など、高齢による衰えが目立ち、職務継続を疑問視する党内の声に…
  • 【視点】自衛隊70年 住民に身近な存在に

     自衛隊は1日、1954年の発足から70年を迎えた。八重山でも2016年に陸上自衛隊の与那国駐屯地、23年に石垣駐屯地が開設され、自衛隊員は住民に身近な存在となった。  尖閣諸島問題や台湾有事への備えだけでなく、災害対…
  • 【視点】攻撃性増す中国船 漁業者守れるのか

     中国が南シナ海で、領有権を争うフィリピンの船舶に対し攻撃的な行動を強めており、フィリピン側に負傷者が出るなど、緊張が高まっている。石垣市の尖閣諸島周辺でも、常駐する海警局の艦船がすべて重武装船に交代し、武力を背景に圧力…

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