カテゴリー:金波銀波
-
韓国の文在寅大統領は、一線を越えたのではないかと不安になる。北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長とともに北朝鮮「革命の聖地」とされる白頭山(ペクトゥサン)を訪れ「ずっと実現しなかった夢がかなった」などと喜んで見せたのだ◆北…
-
危機管理は政治家の重要な職務だが、翁長県政に関しても検証が必要だ。膵がんで入院した翁長知事は、辺野古沿岸の「埋め立て承認撤回」を自らの手で行うことに執念を燃やしており、最期まで辞職することはなかった。自らが意思決定でき…
-
米軍普天間飛行場の辺野古移設問題をめぐり、政府と激しく対立し続けた翁長雄志知事が死去した。現職の知事が死去するのは県政史上初めてだという◆辺野古沿岸埋め立て承認の取り消し、法廷闘争の末の敗訴、ヘリパッド移設工事の騒動、…
-
賛否両論はあろうが、勇気ある発言だ。全国学力テストで、大阪市が政令指定都市で最下位だったことを受け、吉村洋文市長は「結果目標を定め、達成の可否で小中学校の校長や教員らを評価して給与に反映させたい」と述べた。学力低迷の現…
-
休日のひととき、公園ではしゃぐわが子たちに、優しいほほえみを送る。隣には最愛の伴侶―。まるでホームドラマのような、そんな一シーンを人生最高の幸福だと考える人たちも多い。むしろ価値観としては多数派かも知れない◆「子どもを…
-
大阪府北部地震でブロック塀が倒壊し、女児が死亡したことを受け、県教育委員会が県内公立学校のブロック塀を調査したところ、300校の917カ所で建築基準法に適合しない疑いがあることが分かった。那覇市の43校が最も多く、宮古…
-
「差別は当たり前。理不尽と差別はどこに行ってもある。差別に負けないことが大事だ」。本紙沖縄本島支局開設を記念した講演会で、池間哲郎氏が語ったこの言葉はひときわ印象的だった。米軍基地をめぐり、口を開けば「沖縄差別」という…
-
「放送法遵守を求める視聴者の会」(百田尚樹代表理事)が3月30日から4月1日まで、全国の18歳以上男女千人を対象に実施した調査で「テレビに偏向報道がある」と感じる視聴者が7割いることが判明した◆確かに報道番組で、コメン…
-
サッカーW杯1次リーグで、日本がポーランドに敗れながらも決勝トーナメントに進出したが、0―1で負けている状況でパス回しを続けた消極的なプレーに賛否両論が上がっている◆韓国メディアは「日本は醜く勝ち進んだ」と酷評。ネット…
-
台湾の李登輝元総統が2年ぶりに沖縄を訪れ、晩餐会などでスピーチした内容は、激烈ともいえる中国批判だった◆「中国の発展は覇権主義的。その結果、アジアにもたらされた動揺は、周辺国家の安全保障にとって大きな脅威となっている」…
-
2年ほど石垣島で勤務していた中国系米国人の女性と数年前に話した。物腰が柔らかく、親切そうな人で、何でも気兼ねなく話題にできそうな感じがしていた◆折しも尖閣諸島問題で日中の対立が先鋭化していた時期。「中国メディアでは日本…
-
米朝首脳会談で一番のサプライズは、トランプ米大統領が打ち出した米韓軍事演習の中止だった。挑発的でコストがかかることを理由に挙げ、将来的な在韓米軍撤退の可能性も示唆した◆トランプ氏は大統領選の当時から、日本や韓国に駐留米…
-
自民党の萩生田光一幹事長代行が5月27日、「0~3歳児の赤ちゃんに『パパとママ、どっちが好きか』と聞けば、どう考えたって『ママがいい』に決まっている」「『男女平等参画社会だ』『男も育児だ』とか言っても、子どもにとっては…
-
米軍は5月30日から、F22最新鋭ステルス戦闘機を嘉手納基地に暫定配備した。配備期間は約1カ月で、計14機だという。今月開催に向け調整が進む米朝首脳会談をにらんだ動きとみられる。朝鮮半島の非核化を目指す米国の世界戦略で…
-
「教育行政がゆがめられた」―。そう感じた市民も多かったかも知れない。石垣島への陸上自衛隊配備計で、石垣市が地域住民を対象に開催しようとした意見交換会をめぐり、前代未聞の事態が起きた◆会場となっていた市立小学校は石垣市の…
-
「慰安婦の連行」「南京事件といわれる一般市民への無差別の虐殺」―。現在の歴史教科書から消えた言葉が使用されて物議をかもし、配布中止となった石垣市の副読本が「八重山を学ぶ」と改題され、執筆者らによって装いを新たに再刊され…
-
きょう5月15日は46回目の復帰記念日である。現在の私たちは空気を吸うような感覚で、日本人としての権利を享受し、国と郷土の歴史や文化に誇りを抱いているが、米軍統治下の戦後27年間、それが許されない時代が存在した。苦難の…
-
「八重山さんは取材できません」―。先日沖縄本島で開かれた護憲集会で、会場に入ろうとした本紙記者が受け付けで止められた。沖縄メディアでは本紙だけが取材を拒否されたようだ◆別の取材現場では、相手からいきなり「あなたの社は政…
-
折に触れて「復帰っ子」を取材してきた。今年で46歳。年を追うごとに、沖縄社会でその存在感は増している◆「復帰っ子」とは、戦後、米軍統治下にあった沖縄が日本に復帰した1972年に生まれた人たちのことだ。異民族支配に苦しん…
-
北朝鮮が韓国、米国との首脳会談を開き、東アジアに融和ムードが広がる中、「圧力一辺倒の日本だけが蚊帳の外に置かれている」という報道が目立つ。その「圧力」こそが北朝鮮の軟化を引き出したのだが◆もっとも北朝鮮が本気で相手をし…
ページ上部へ戻る
Copyright © YAEYAMA NIPPO All rights reserved.