カテゴリー:金波銀波
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「匹夫(ひっぷ)の勇」―。一人の相手にいきり立ってけんかを仕掛けるような人間を、中国の古典「孟子」がこう表現している。自分一人のプライドのためではなく、万民の幸福のために立ち向かう勇気が真の勇気だという◆韓国が日本に対…
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「沖縄の5市はなぜ県民投票を拒んでいるのか。本土にいると分からないので教えてほしい」。一般の人から本紙に問い合わせの電話があった。あなたの新聞なら教えてくれるのではないか、と話す◆県民投票を拒否する理由は一つではない。…
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「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う県民投票への不参加を表明した5市について、立憲民主党の枝野幸男代表が「拒否した首長や、議会で反対した議員に損害賠償請求できるのではないか。権利を不合理に奪われている県民…
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「辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票」は、5市で実施されない可能性が濃厚だ。だがよく言われる「市民の投票権を奪うな」という批判は、問題の本質を見誤っている◆「県民投票を実施してほしい」という民間団体…
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日本の政治風土は強力なリーダーを嫌うと言われることがある。安倍晋三首相がいい例かも知れない。首相に就任して数年も経てば「長期政権」と批判され、指導力を発揮して政策を推し進めれば「一強」と罵倒される。他国から見れば奇妙な…
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「遠交近攻」。近隣の国を攻めて遠い国と親しくする、という古い中国の言葉がある。世界中で隣国同士の関係は、えてして良くない。しかし、日本ほど「ご近所さん」に恵まれない国も珍しいのではないか◆石垣市の尖閣諸島周辺海域を荒ら…
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「辺野古米軍基地建設のための埋め立て」の賛否を問う県民投票に反発する動きが拡大している。宜野湾市の松川正則市長は25日、市議会が二度にわたって予算案を否決したことを挙げ、県民投票を実施しない考えを表明。県内で最初に県民…
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河野太郎外相が、日ロ平和条約締結交渉に関する記者の質問に対し「次の質問どうぞ」と繰り返し無視したことが波紋を広げている。外相は15日、自身のホームページで「おわびして改める」と陳謝した◆最近の若い政治家はメディアの活用…
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米軍普天間飛行場の辺野古移設を問う県民投票をめぐり、宜野湾市議会の与党会派が12月定例会で反対意見書を提案する予定だ。石垣市議会も既に反対意見書を可決した◆こうした動きに対し「住民の投票権を奪い、民主主義を侵害している…
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日産自動車トップのカルロス・ゴーン容疑者が金融商品取引法違反の容疑で逮捕され、世界に衝撃を与えた。改めて国民を驚かせたのは、ゴーン容疑者が2011年から5年間で、同社から約100億円の高額報酬を受け取っていたことだ◆日…
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字が小さ過ぎて読めない。拡大鏡のCMではない。つい1年前までは何の苦もなくできていたのに、今や書類を前に悪戦苦闘する日々◆老眼の進行だけでなく、物忘れもひどくなってきたような気がする。つい最近やったばかりのことが思い出…
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愛知県小牧市の小牧山城跡で、山頂の主郭(本丸)近くに織田信長の屋敷とみられる建物跡が見つかった。小牧山城は尾張を統一したばかりの信長が拠点とした城で、発掘調査を行った市教育委員会は「信長が駆け出しの時から〝頂上志向〟だ…
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米中間選挙から一夜明けたトランプ大統領の記者会見が話題になっている。批判的な質問を執拗に続けたテレビ局CNNの記者に対し「私に国を任せてほしい。君にはCNNを任せる。うまくやれば視聴率がもっと上がるぞ」と反論したのだ◆…
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サウジアラビアの記者ジャマル・カショギ氏が同国当局者に殺害されたと見られる事件は凄惨だ。記者は拷問を受けた上、切断された遺体は酸で溶かされたとの報道もある。独裁国家がジャーナリストに向ける憎悪を改めて浮き彫りにした◆民…
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「結論ありきで中身がない」「公平性や中立性を欠く」「国民の理解を得られない」―。米軍普天間飛行場の辺野古移設で、国交相が撤回の効力を一時停止したことを受け、30日、記者団に怒りをぶつけた玉城デニー知事◆翁長雄志前知事の…
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那覇市長選には八重山住民の関心も高い。石垣市出身の翁長政俊氏が立候補しているからだが、4年前に自民党が擁立した与世田兼稔氏も石垣市出身で、奇しくも二代続けて八重山関係者が城間幹子氏と対決。離島出身の那覇市長は誕生するの…
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玉城デニー知事と安倍晋三首相の初顔合わせで、辺野古移設をめぐる双方の主張は平行線をたどった。ただ会談後、記者団に囲まれた玉城知事からは一方的な政府批判は聞かれず、冷静な言葉遣いに努力しているようだ◆翁長雄志前知事は記者…
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9日に那覇市で開かれた翁長雄志前知事の県民葬で、菅義偉官房長官が安倍晋三首相の弔辞を代読したが、会場の数人から「うそつき」「帰れ」と罵声が浴びせられた。葬儀の厳粛さを乱す行為で、県民として恥ずべき光景だ◆県主催の全戦没…
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モノにあふれた生活を、ふと見直すことがある。相次ぐ台風の接近。貨物船の入港が滞り、八重山の島々の一部店舗では、食品などの商品棚が空っぽになった。ほしい商品はいつ届くのか。募る苛立ちの中で、私たちの「豊かな生活」が、実は…
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玉城デニー氏の風は、沖縄の「保守地盤」とされる石垣市でも吹いた。佐喜真淳氏の得票がトップになることは織り込み済みだったが、玉城氏が633票差に肉薄したのだ。佐喜真氏の八重山選対幹部も「予想外だ」と驚く◆石垣市と同じく、…
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