カテゴリー:コラム
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「慰霊の日」の23日、県は恒例の沖縄全戦没者追悼式が平和祈念公園を開き、玉城デニー知事が「平和宣言」を読み上げた。前年に続き、今年も米軍普天間飛行場の辺野古移設に触れたものの、明確に反対する文言は盛り込まなかった。政府…
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石垣市議会は22日、尖閣諸島の字名を「登野城」から「登野城尖閣」に変更する議案を賛成多数で可決した。尖閣の「登野城」を石垣島市街地の「登野城」と区別するための行政手続きだが、字名の変更を通じ、尖閣諸島が改めて沖縄県石垣…
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沖縄県平和祈念財団が国立沖縄戦没者墓苑HPの「国難に殉じた戦没者」「祖国の平和の礎となられた同胞」との表現を削除した◆研究者らの「国立墓苑で沖縄戦犠牲者の追悼式をすることは、国家が引き起こした戦争に巻き込まれて肉親を亡…
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真夏へと向かう沖縄は、今年も「慰霊の日」を迎えた。爆弾の雨が沖縄各地に降り注いだ灼熱地獄の記憶は今も生々しく語り伝えられているが、戦争体験者は高齢化が進む。今を生きる世代は、沖縄戦の教訓を風化させず、平和の灯(ともしび…
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「アベノマスクはまだだが、ニシオオマスクは届いた」。竹富町のお年寄りの間で話題になっている。1世帯2枚の政府配給マスクが町内にまだ行き渡っていないのを尻目に、西大舛高旬町長の呼び掛けで町が高齢者に1人30枚を配ったマス…
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新型コロナウイルスの影響で減収になった事業者には持続化給付金をはじめ、国のさまざまな支援策があるが、周知が不十分だったり、インターネットを通じた申請方法が複雑で、分かりにくいという指摘がある。
持続化給付金に関して…
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「国民の皆さんで安倍首相にお疲れ様、ご苦労様を言いませんか?」「政治家の皆様も同じ人間。人です」―。タレントのつるの剛士さんが先月、ツイッターでこう発信し、話題になった◆新型コロナウイルスの感染拡大以降、首相の執務日は…
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チャイナ批判をしたいのではない。日本が見ている現実とは異なる現実が、世界には多く存在する。その自覚を求めたいのだが◆当局が国営メディア等に、安倍政権批判を控えるよう指示したという。天安門事件で世界の総スカンに遭い日本に…
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県議選は玉城デニー知事を支える与党勢力が過半数を維持したものの議席を減らし、自民党などの野党勢力が議席を伸ばした。玉城知事も「厳しい結果」との受け止めを示すなど、単純に〝与党勝利〟とは言い切れない結果になった。玉城知事…
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猫の目。猫の瞳が明るさで形がよく変わることから、くるくると変化することのたとえに使われる。猫の目打線。猫の目農政。方針が定まらない負のニュアンスが強い◆雇用調整助成金。新型コロナウイルスで経営の苦しくなった事業者が休職…
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県議選が7日投開票され、米軍普天間飛行場の辺野古移設に反対する勢力が過半数を維持した。移設反対派は今後も沖縄政界を牽引(けんいん)することになる。
翁長雄志前知事の急逝に伴い、2018年9月の知事選に急きょ出馬して…
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「冥福を祈る」という言葉の虚しさを改めて感じた人は多いはずだ。北朝鮮による日本人拉致被害者、横田めぐみさん=当時13歳=の父・滋氏が5日、亡くなられた。めぐみさんは今、55歳だ◆余りにも拉致事件に無関心ではなかったか。…
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日本政府が新型コロナウイルスの水際対策として実施している外国人の入国制限の緩和について、タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国を対象に検討していることが明らかになった◆報道によると、いずれも感染状況が…
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戦争はバカな大人が勝手にしたこと―。ある高校生から聞いた言葉だ。善悪や生死を考えたことのない、例えば「国難に殉ずる」と聞けば条件反射で反発する大人たちから、そう教わったのだろう。彼らは「生とは何か」と真剣に自問したこと…
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少子化や人口減少の進行は、戦後日本が直面する最大の国難かも知れない。日本の将来を支える有為の若者たちが大量に失われるという意味では戦争の惨禍と何ら変わらないが、こちらは静かに、しかも着実に日本の屋台骨をむしばんでいく。…
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政府の特別定額給付金10万円のオンライン申請をスマホで挑戦した。評判通り手順が煩雑で行き詰まることたびたび。何度も試して通算5時間ほど悪戦苦闘した末、ようやく申請までたどり着いた◆マイナンバーカードが必要だが、設定した…
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新型コロナウイルスの影響で、県が自粛していた観光客の受け入れが1日から段階的に再開された。新規感染者が発生している東京や福岡など6都道県との往来自粛要請は継続しているが、18日には解除される見通しだ。感染拡大を防ぎなが…
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東西冷戦が西側民主主義諸国の勝利に終わって以来、民主主義は世界の潮流だと思われてきたが、本当にそうだろうか。世界ではむしろ、自由や人権の抑圧に向けた動きが強まりつつあるように見える。
中国の全国人民代表大会(全人代…
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90%減。衝撃的な数字が発表された。4月に県を訪れた観光客の前年比だ。新型コロナウイルスで来島自粛を求めていたから当然の帰結と言えばそうだが、改めて数で示されると息をのむ。商売上がったりでホテルと飲食店の休業が相次いだ…
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「慰霊の日」の6月23日に開かれる沖縄全戦没者追悼式を、平和祈念公園から国立沖縄戦没者墓苑に変更する案に、沖縄戦研究者らでつくる「沖縄戦全追悼式のあり方を考える県民の会」が反発している◆同墓苑が戦死者を「国難に殉じた戦…
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