カテゴリー:金波銀波
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潮目が変わったのだろうか。台湾有事を巡るニュースが突如として増えてきた。米インド太平洋軍司令官が米上院で「中国の台湾進攻は6年以内の可能性」と発言したことからだ。その後、続々と米軍、米政府関係者がその時期について述べ出し…
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コロナ禍の意外な効用かも知れないが、昨年は国の特別天然記念物イリオモテヤマネコの交通事故がゼロだった。来島者の減少や島民の外出自粛が影響したようだ。もちろんコロナが無事故に貢献したと感謝しているわけではない。人間が行動…
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沖縄本島南部の鉱山で採掘予定の土砂に遺骨が混入している可能性があるとされた問題で、玉城デニー知事は業者に遺骨の有無を確認することなどを求める措置命令を出した。採掘の中止命令は業者の営業権を侵害する恐れがある。措置命令の…
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沖縄本島島南部の土砂を辺野古移設に使わせないよう求める運動が全県に波紋を広げている。遺骨収集ボランティア団体「ガマフヤー」の具志堅隆松代表が「沖縄戦戦没者の遺骨が混ざっている可能性がある」と訴えたことがきっかけで、石垣…
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「タイワン!」。平埔(へいほ)族の言葉で「お客さん!」という意だという。「台湾」とは、その昔オランダ人が台南に上陸した際、原住民が叫んだ言葉に由来するそうだ。台湾人はいわゆる漢民族とは異なるとの研究成果もある◆16世紀…
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2月11日は紀元節である。「紀元」とは国家や民族が経過した年を算定する基準の年であり、政治的社会的宗教的に重要な出来事に因む◆キリストの生誕なら「西暦」。622年、ムハンマドのメッカからメジナへの移住なら「イスラム歴」…
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武器使用を認めるチャイナの海警法が施行された。サラミスライス戦略もここまできた。私が石垣に来て3年目だが、島への陸自配備に反対する人の主張は様々だった◆「中国は侵略しない。だから不要」。侵略の可能性を0%とする根拠も不明…
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石垣市の行政区域である尖閣諸島を巡って漂う不穏な空気は、今年もやみそうにない。中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会会議は、尖閣周辺海域や南シナ海を航行している中国海警局に武器使用を認める海警法を可決、成立させた。…
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また〝報道の爪〟である。陸自と米海兵隊が辺野古に陸自の離島防衛部隊「水陸機動団」を常駐させる件で「共同利用が実現すれば沖縄の負担が更に増える」と伝える◆評論家の江崎道朗氏は、陸自は対ロシアのため北海道に勢力を置いていた…
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トランプ前大統領が映画『ホーム・アローン2』に登場する。そのシーンを削除するかどうかが話題らしい。呆れてものが言えない(が、書く)◆発端は連邦議会議事堂襲撃事件だという。「歴史の抹消」など、共産主義国家、全体主義国家で…
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会うたびに「おれのこと好きか」「あたしのこと愛しているの」と気持ちを確かめ合うカップル。ほほえましいが、この男女を日本と米国に置き換えると「気持ち悪い」と指摘するのは元在沖米海兵隊幹部のロバート・エルドリッヂ氏だ。本紙…
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いかなる文脈にあるかで、言葉の相貌は変わる。愛情を感じる人の「バカ」と憎悪を覚える人の「バカ」とでは、同じバカでも馬と鹿以上の差である◆武漢ウイルスの国産ワクチン開発の遅れに関し、数量政策学者の髙橋洋一氏がネット番組でこ…
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県内21市町村で10日、成人式が開かれたが、新型コロナウイルスの影響で昨年までとは光景が一変した。テレビなどで見ると、参加者は全員マスク姿で、恒例のプログラムも感染対策で大幅に縮小。県や各自治体は宴会の中止を呼び掛け「…
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先日、運転免許証の初回更新者講習に行ってきた。「運転にはその人が出る」とよく聞くが、講習を受けながら、確かに、と深く肯いた◆認知、判断、操作―。危険予測の項目で運転時の行為を解説する際に出てきたが、これを人を形成する要因…
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住む場所が違えば、見える景色も全く違ってくる。当然のことだが、県が発表する県政重大ニュースと、八重山の行政機関や新聞社が選定した八重山の重大ニュースは「新型コロナ」を除き、ほとんど共通点がない◆県の重大ニュースに入った…
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メディアの責任―。この表現を使う人は、未だにメディアというものに何か崇高なものを懐いているのだろうか◆戦前は戦争を煽り、戦後は反戦を叫んでいる。日本人拉致は嘘だと社会的に葬り、文化大革命のチャイナを道徳国家と褒め称え、…
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「いつの間にかGoToが悪いことになってきちゃった」。菅義偉首相がインターネット番組でぼやいたが、各ニュース番組の解説者は今「政府はなぜGoToを止めないのか」の大合唱だ◆第1、2波を上回る規模で襲来した新型コロナウイ…
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知る権利によって国家と対峙する人々は、知ることにどこまで真剣なのか◆「国民に隠している事がある!」「情報を開示しろ!」、新聞や地上波で取り上げられる声デカき人々。知る権利を振りかざし、あたかも〝国家権力という悪〟に対す…
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その価値を疑わぬ人々の「民主主義」が囂(かまびす)しい。だからこそ問い直したい◆戦後、民主主義を冷徹に批判した人物に福田恆存がいる。民主主義の政治原理は「他人を独裁者にしたくないといふ心理に基づいてゐるのである。一口に…
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「今年の漢字」が選定される季節になったが「病」しか思い浮かばない。疫病に始まり、疫病に終わる1年になりそうだ◆1月、中国で正体不明の「新型肺炎」が発生した、という短い記事が発端だったが、これほどの大惨事になるとは。あっ…
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