カテゴリー:コラム
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3日は76回目の憲法記念日となる。国会は憲法審査会で憲法の在り方を議論しているが、与野党で意見が割れた状況が続き、改憲に向けた具体的な動きは見えないままだ。
改憲を巡って最大の関心事は、戦力の不保持を定めた憲法9条…
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就任後初めて記者会見した呉江浩・中国大使の発言には驚いた。日本国内で広がっている「台湾有事は日本有事」という認識を批判し「日本の民衆が火の中に連れ込まれることになる」と威嚇したのだ。今やアジアの超大国に成長した中国が、…
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北朝鮮が事実上の長距離弾道ミサイル発射に向けた動きを見せていることを受け、浜田靖一防衛相が破壊措置準備命令を出し、石垣島や与那国島などで空自の地対艦誘導弾パトリオット(PAC3)展開が慌ただしく進んでいる。
北朝鮮…
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陸上自衛隊のヘリが宮古島周辺海域で消息を絶ち、搭乗していた10人のうち現在までに5人の死亡が確認された。痛ましい結果に言葉を失うが、残る5人の早期発見を祈りたい◆搭乗者の1人、陸自第8師団の坂本雄一師団長は3月30日付…
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岸田文雄首相が衆院和歌山1区補選の応援で訪れていた和歌山市で、24歳の男が首相を狙って爆発物のようなものを投げ付ける事件が起きた。首相は無事で、集まった人々にも大きなけがはなかったが、破壊力のある爆弾が爆発していれば大…
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中国軍は8日から3日間、台湾周辺で軍事演習を行い、空母「山東」を動員するなど、台湾に露骨な圧力を加えた。台湾に近い八重山でも懸念が広がった。中国の軍事行動は地域の緊張をいたずらに高めており、断じて容認できるものではない…
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陸上自衛隊幹部が搭乗したヘリが宮古島付近で行方不明になった。全員の無事と一刻も早い発見を心から祈りたい◆気になるのは、ヘリが消えたタイミングだ。先島諸島の周辺では中国の軍艦が航行しており、7日の衆院安全保障委員会では野…
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県議会は2月定例会最終本会議で「差別のない社会づくり条例」を賛成多数で可決した。人種や出身国などを理由とした差別的言動である「ヘイトスピーチ」を防止するための条例だ。
条例では県に対し、差別解消のため施策を講じるべ…
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陸上自衛隊石垣駐屯地が16日発足した。八重山の島々と住民の安心安全を守る上で画期的な一歩であり、八重山住民として高く評価する。沖縄・八重山を取り巻く国際情勢の緊迫化を考えると、ここに至る歩みは遅すぎたほどだった。
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東日本大震災からきょうで12年を迎える。あの日の衝撃の記憶はいまだに生々しいが、津波や地震といった災害への警戒感は、震災直後に比べ、どこか緩みつつあるようにも感じる。悲劇の記憶をどう継承していくかが課題だ。
201…
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初当選以来、海外に滞在し、国会に一度も登院していないガーシー参院議員が除名される公算になった。国会のルールに従わない議員に多額の歳費が支払われ続ける現状はおかしい。今回ばかりは国会の自浄作用が発揮されるということだろう◆…
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陸上自衛隊石垣駐屯地の開設が目前に迫った。隊員約570人とその家族は新たな市民となる。心から歓迎したい◆20年前までは八重山でも自衛隊に対する複雑な住民感情があった。当時の市政は海自艦の石垣入港を拒否し、隊員たちはタグ…
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「命の重み」という言葉が頭に浮かんだ。1日に埼玉県の中学校で起きた刃傷事件。殺人未遂で逮捕された17歳少年は「幼いころから人を殺したかった」「無差別殺人に興味があった」と供述しているという。幸い死者は出なかったが、命を…
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岸田文雄政権は2023年度から5年間で防衛費を43兆円に増額し、国内総生産(GDP)の2%規模とする方針だ。低迷が続く日本経済だが、政府の「巨額投資」を起爆剤に防衛関連産業を活性化させ、他産業への波及効果を含め、経済全…
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八重山日報社が18日に市内のホテルで開催したシンポジウム「八重山群島の住民保護計画~周辺有事に備えて~」で、糸数健一与那国町長から意外な発言があり会場から笑いを誘った◆同町と姉妹都市提携を結んでいる台湾・花連市を、糸数…
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「戦争が起こるかも」という沖縄県民の不安が急激に高まっている。最近は新聞やテレビで「台湾有事」という言葉に接しない日はない。台湾は八重山と目と鼻の先にある。八重山住民が災害に備えるのと同じような気構えで、周辺有事の可能…
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中国の偵察気球と酷似した飛行物体が2020年、東北地方でも目撃されていた。だが当時の河野太郎防衛相は記者会見でこの件を聞かれ「気球に聞いてください」「安全保障に影響はない」と、かわした◆日本政府は、物体が中国の偵察気球…
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玉城デニー知事は2023年度所信表明演説で「県経済と県民生活の再生」「子ども・若者・女性支援施策の充実」「辺野古新基地建設反対・米軍基地問題」の3点を重点的に取り組む大項目として掲げた。
八重山住民にとっての関心事…
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米国民主主義の底堅さは、時代の要求に応えるように次々とニューヒーローが誕生することだ。イラクなどで戦争疲れした国民の前に「核なき世界」の理想を掲げた若きオバマ氏が出現。既成政治への不満が高まると「アメリカ・ファースト」を…
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中国の偵察用気球が米国上空で発見され、バイデン大統領の命令で出動した米戦闘機が4日、南部サウスカロライナ州沖で気球を撃墜した。政府によると、日本でも2020年と21年に東北地方でこの気球と酷似した飛行物体が目撃されてい…
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